- 寝る前にプロテインを飲んでも大丈夫?摂取タイミングのポイント
- 1. プロテインを寝る前に飲むのはダメ?太るって本当!?
- 2. 寝る前のプロテインは睡眠不足や睡眠の質低下のリスクがある?
- 3. プロテインを寝る前に飲むタイミングやポイント
- 4. まとめ
「最適なタイミングでプロテインを飲みたい」
「プロテインを寝る前に飲むのはダメ?」
「プロテインを寝る前に飲むと、太りやすいからダメと聞いた」
このようにプロテインを寝る前に飲むのはダメと聞いたことがあり、どのタイミングで飲めば良いかわからずに困っていませんか?
美容やダイエット、ボディメイクなどの目的で活用することが多いプロテイン。
せっかく飲むのであれば、自分に合ったタイミングで食生活に取り入れたいものです。
結論から言うと、プロテインを寝る前に飲むことはダメとは言い切れません。
逆に、プロテインの種類や飲むタイミングに配慮することによって、不足しやすいたんぱく質を手軽に補給できるメリットがあります。
この記事では、プロテインを寝る前に飲むのはダメと言われるデメリットに関して解説した後に、寝る前に絞って摂取する際のポイントをご紹介します。
プロテインの飲み方に迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
プロテインを寝る前に飲むのはダメ?太るって本当!?
「プロテインを寝る前に飲むと太るからダメ」というデメリットを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
体型を整えるためにプロテインを飲んでいるのに、逆に太ってしまったら本末転倒です。
美容やダイエット目的でプロテインを利用されている方は、とくに気になるポイントでしょう。
実はプロテインを寝る前に飲んでも、必ずしも太るとは言い切れません。
なぜなら、ヒトの身体が太ってしまう理由は、食事で摂取するエネルギーよりも身体活動などで消費するエネルギーが下回る状態が原因だからです。
摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスによる影響が大きいため、プロテインを寝る前に飲むことは、ダメと言われる太る直接的な原因にはならないと考えられます。
しかし、ひとつだけプロテインを寝る前に飲むとダメと言われる点があります。
それは、眠る直前にプロテインを飲むことです。
寝る直前にプロテインを飲んでしまうと、消化器官の胃腸や肝臓に負担をかける可能性があります。
就寝直前の摂取は避け、寝る30~60分前には飲み終えるようにすると良いでしょう。
また、プロテインを割る飲み物は、牛乳や豆乳ではなく、0kcalの水で溶かして飲むと摂取エネルギーも低く抑えられます。
寝る前のプロテインは睡眠不足や睡眠の質低下のリスクがある?
プロテインを寝る前に飲むのはダメと言われる理由は、太る以外にも睡眠の観点から懸念される声が聞かれます。
睡眠は脳や身体の疲労を回復したり、記憶の定着やストレス解消につながったりするなどの重要な役割を持っています。
そのなかで質の高い睡眠をとることは、心や身体の健康を維持するために大切です。
寝る前にプロテインを飲むことで、睡眠不足や睡眠の質を低下させるリスクなど悪影響がないかしっかりと見ていきましょう。
結論から言うと、プロテインを寝る前に飲む際には、タイミングにきちんと配慮できていれば、睡眠でのリスクはありません。
むしろプロテインに含まれるアミノ酸である「トリプトファン」によって睡眠の質が高められる可能性があります。
良質な睡眠には、セロトニンやメラトニンといった脳内ホルモンがバランスよく働くことが必要です。
セロトニンは脳内神経伝達物質の一種で、心や感情を落ち着ける作用があります。
一方、メラトニンは入眠を促す作用のあるホルモンです。
セロトニン・メラトニンは、体内でトリプトファンから合成されるため、寝る前にプロテインを飲むことで、寝つきが良くなったり、睡眠リズムが整ったりするなどの効果が期待できます。
就寝直前での摂取を避けていれば、寝る前にプロテインを飲むことによる睡眠不足や睡眠の質を低下させるリスクは低いと言えるでしょう。
プロテインを寝る前に飲むタイミングやポイント
これまでプロテインを寝る前に飲むのはダメと言われる理由に関して、解説をしてきました。
ここまで読んでみて「実際にどんな点に気を付けて飲んだら良いんだろう」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。
プロテインを寝る前に取り入れる際に、ダメな飲み方にならないように3つのポイントをご紹介します。
適切なタイミングで摂取する
プロテインを寝る前に摂るダメな飲み方を避けるために、まずは最適なタイミングで摂取することを心掛けましょう。
私たちが眠りにつく22時から深夜2時ごろは、成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯と言われています。
成長ホルモンは、脳からの指令を受けて下垂体から分泌されるホルモンで、さまざまな代謝調節に関わっています。
そのため体内での成長ホルモンの働きに合わせて、寝る前にプロテインを飲むことによって、より効率的に栄養の吸収が期待できます。
寝る直前に飲んでしまうと、胃腸などの消化器官に負担がかかるため、就寝の30~60分前までに摂取するようにしましょう。
普段11時に就寝する人であれば、遅くとも10時30分までにはプロテインを飲み終えるように配慮してみてください。
プロテインの種類にこだわる
プロテインを寝る前に飲んではダメと言われないためにも、プロテインの種類は適切なものを選択しましょう。
プロテインとひとつの名称で呼ばれることが多いですが、原材料には違いがあることをご存じでしょうか。
プロテインは、牛乳を原料とする「ホエイ」「カゼイン」、大豆を原料とする「ソイ」に大きく分けられます。
カゼインは牛乳のホエイ・脂肪分を取り除いて作られた固形成分です。
ホエイプロテインと比較して、カゼイン・ソイを原材料としたプロテインは、たんぱく質の吸収速度が緩やかな特徴があります。
この特徴を活かして、寝る前に飲むプロテインは、カゼインやソイを原材料としたプロテインがおすすめです。
就寝中にゆっくりと時間をかけて消化されるため、成長ホルモンとの相乗効果からじっくりとたんぱく質を補給できます。
割る飲み物に気を付ける
プロテインを寝る前に飲む際には、割る飲み物にも配慮します。
これは、プロテインを寝る前に飲むのはダメと言われやすい太る原因に関与します。
プロテインを割って飲むことが多い牛乳や豆乳は、100g当たりでそれぞれ以下のカロリーがあります。
・牛乳:61kcal
・調整豆乳:63kcal
引用:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」
150~200ml程度でプロテインを割ることを考えると、100kcal以上は一緒に摂取する可能性が出てきます。
摂取エネルギーが消費エネルギーよりも高まることを避けるためにも、寝る前は牛乳や豆乳ではなく、水で割って飲むと良いです。
以上、プロテインを寝る前に飲むのはダメと言われないためのポイントでした。
ぜひ気を付けながら寝る前にプロテインを取り入れてみてください。
まとめ
今回は、プロテインを寝る前に飲むのはダメと言われる理由に関する解説と、飲む際のポイントをお伝えしました。
プロテインは美容やダイエット、ボディメイクなどの目的をもって飲む人が多いと思います。
せっかく食事にプラスして利用するのであれば、効率的に取り入れたいものです。
プロテインを寝る前に飲むのはダメと間違った判断をしないためにも、本記事で紹介したポイントに配慮してぜひ食生活に取り入れてみてくださいね。
目的や飲み方をしっかりと確認しながら、あなたの理想の体型を作っていきましょう。
※本記事は管理栄養士監修のもと作成しております
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